苦手だけど・・・

毎月のブログに頭を悩ませている私が、今回Seedsの仲間と一緒に本を書きました。
Seedsのホームページでも予告していますが、「『今ここ』を生きる人間関係」ナカニシヤ出版です。
世間に自分の名前の載ったこの本が出るかと思うと、不安や恥ずかしさが募りますが、覚悟を決めるしかありません。
こうなったら読んだ皆さんがどんな声を聞かせてくれるかを楽しみにするしかありません。
私は自他共に認める口達者(話すのがうまいということではないのですが)です。子どもの頃に「口から生まれてきた」などと親に言われたこともあります。兄との喧嘩でも口で負けることはなく、腹を立てた兄がコツンと叩こうものなら「暴力ふるったー!」と責めたてていました。
話しをするのは無責任ということではないのですが、その時々に誠実に対応していけば何とかなります。もちろん言ってしまったばっかりに…ということも多々ありますが、幸い私には“そこにとどまって頑張る”力はあるようで、何とか今まで失敗や辛い思いを重ねながらも生きて来れました。
しかし、書くということは話すようにはいかず、どんなに時間がたっても書いた時のままそこに残っていきます。その時々に合わせて文章が変わってくれるなどということはありません。それに読んでいる人のその時の様子が、直接私に伝わってくることはほとんどありません。相手に合わせて書いたものを変えることもできません。もともと書くことが苦手で格好よく言えば「今ここ」に生きている私には、時を経ても不変の文章を書くことはとっても難しいことなのです。
結局今回の経験も、この思いを克服するには至りませんでした。だから冒頭に書いたように、不安や恥ずかしさが募ってくるのでしょう。でも、文章には文章の力があることも信じています。自分の文章にもそんな力が少しはあると感じられる経験になるといいと、今の私は期待を高めています。結構仲間と頑張りましたから。
最後に宣伝の一言。
よかったら是非手に取って読んでみてください!!

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