くるみ割り人形
今日はクリスマスイブです。
我が家のクリスマスは、教会に行くことと夫が仕事で第9の演奏会というのが
昨年までの定番でした。
晴れて定年となった今年は、第9の演奏会からも解放され、クリスマスの過ごし方も
自由にできるということを実感しています。
クリスマスは私の仕事も休みのため、昨日は一緒に教会に行き、
夕方からは、バレエ「くるみ割り人形」を観に行きました。
私の旧友が主幹するバレエ団の公演に久しぶりに行きたくなり、
誘ってみたところ「いいよ」という返事が返ってきました。
10数年ぶりにバレエ団を率いる貫禄のついた知人にも会うことができ、
クリスマスらしい見応えのある舞台に大満足でした。
彼女とは、その昔に、同じバレエ団で踊っていたのですが、
20代で自分のバレエ団を作り、踊るのも上手だったのですが、
むしろ指導者、演出家としての才能の方が秀でていたようで、
早い時期に指導者としての道を歩み始めていきました。
性格がとにかく明るい、気取らない、温かいので、それは彼女の良さであり
指導にもそのことが反映しているのか、いつ観ても、舞台に立つ子どもたちの表情が
とてもいいのです。
本当に生き生きと楽しそうにしているので、そこが一番彼女のバレエ団らしい
良さであると思っていましたが、今回もそのことを感じる舞台でした。
これまであまり気づかなかったことですが、指導するという立場は、
技術の習得だけではなく、子どもたちとの関係性がどのようであるか
という点に於いては、私たちが大切にしているファシリテーターの資質と
相通じるものがあることにあらためて気づかされます。
今日は、ゆっくり話をすることはできませんでしたが、機会があったら、
これまで彼女が歩んできたバレエ人生について、日々のレッスンや
組織の指導者として、色々思うところもあるだろうし、話をしてみたいと
思いました。