震災から2週間

 東日本大震災から、今日で2週間となった。

亡くなられた方が1万人を超え、行方不明者は、1万7千人を超えているそうだ。
この数には、いわゆる野宿者や海外からの出稼ぎの人の人数はカウントされていないので、
もっとたくさんの人が被災されたことになる。
刻々と流れるテレビのニュースや、ラジオからの励ましのメッセージは、言葉を失なってしまうほど、心打たれ、多くの人の心に響いている。
被害に会わなかった多くの人たちが、今、自分にできることは
何だろうか、と一生懸命考えている。
一人一人の力は、とても小さいけれど、力をあわせれば、大きな力となって、
この困難を乗り越えていくことを祈りたい。
今夜もテレビで、石巻市に住んでいたという若い夫婦が、二人のお子さんを必死で探す姿
が紹介されていた。
その取材の中で、4月から小学校に入学するという息子さんの遺体が見つかった。
「やっと会えたね」と悔しく悲しい涙の向こうに、せめて天国へと優しく送り出したい
と、親ならだれでもそう思う気持ちに、胸が締め付けられた。
上のお姉ちゃんは、まだ見つかっていないので、見つかるまでは探さないと・・・。
津波で跡形も無くなってしまった街を、黙々と、若い夫婦は、探し続けている。
豊かで、幸せだったはずの日本で、一体何が起こってしまったのか。
自然災害とはいえ、本当に悲しい。
私の仕事先でも、緊急支援の活動が始まり、緊急物資が集まり始めた。
先週から、数回、仙台にある教会を中心に現地のNPO団体にも物資を運んでいる。
大切な命の犠牲が、残された人々の生きる力、希望の光となって
活かされていくよう、私たち一人一人にできることって、なんだろうか、
問われてるように思う。

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