町の病院と礼拝堂

10月の上旬、長野県小布施町にある新生礼拝堂と隣接している新生病院を訪ねました。
1932年(昭和7年)、蔓延する結核で多くの若い命が奪われていく日本の窮状を救おうとカナダ聖公会が創設した病院です。当時、最先端の結核治療を行う療養所として開設され、現在は、地域医療のニーズに応えるべく、小布施町の唯一の総合病院として地域医療の拠点になっています。

礼拝堂は病院のチャペルでもあり、朝夕の礼拝と日曜の礼拝が毎日守られていて、患者さんやご家族の方がお祈りに来られることもあるそうです。病院の歩みと共に、歴史を刻んでいる礼拝堂は、創設から変わらぬ佇まいとして、人々の祈りの場、癒しの場として用いられています。木々が生い茂る病院の敷地内にもしっくり溶け込んでいて、とても素敵な礼拝堂です。

今回、私たちは、名古屋から6名で出かけた目的は、この病院グループが行っている「未来への贈り物、メイプルの森づくり」というもので、カナダのシンボルツリーでもあるメイプルの木を病院内に育てて、メイプルの森を創生していくプログラムです。そのため、メイプルの木を2本植樹したり、花壇を新たに作る作業を行いました。

また、敷地内に移築された「ミスパウル記念館」を見学することで、あらためて、これまでの有形無形の歴史的な財産を知ることができました。
先人の人たちの篤い思い、カナダミッションからの尊い支援、
大切に育まれてきた財産を未来につなげていくこと、
一人ひとりの命と向き合い、大切にしていくこと、

近くにこんな素敵な病院があったら、お世話になりたいね・・・・。
そんな感想も参加メンバーから、口々に挙がりましたが、これからも地域の人々に、信頼され愛され続けていってほしいと思いました。

その1週間後、台風19号による河川の氾濫では、千曲川も氾濫してしまいました。日本各地で予想もしないほどの甚大な被害となりました。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された方々が1日も早く穏やかな生活に戻れますよう、お祈りいたします。