生演奏
昨年末に母の後輩のチェロ奏者が
東京の紀尾井ホールで1日だけのコンサートに出演するので
よかったら聴きにきてくださいと声をかけてくれた
母は一人での東京は不慣れなため私を誘い
私も母が心配なため付いていくことにした
初めてはいった紀尾井ホールは
名古屋の芸文の小ホールに似ている感じがした
席は中央よりむかって右側の後方で
演目はシューマンとヴェートーベン「第6番」だった
室内でのオーケストラを聴くのは何十年ぶりだろう…
曲が始まると何かホール全体が音に包まれた感覚になり
指揮者のダイナミックな指揮ぶりに応えるように
オーケストラの皆が各々楽器を奏でていた
フォルテもピアノも耳に心地よく響き
チェロの彼女もおしゃべりしている時とは全く違う表情で楽器に向かっている
ドイツからきたピアニストも迫力あるシューマンをきかせてくれて
なんだかホール全体が年末の慌しい日常と離れた特別な空間になっていた
年末にクラシックの生演奏を聴くのもいいものだなぁ~