嘘

コロナで一旦中止になったお芝居が
同じキャストを揃えて復活したので観にいってきた
登場人物は7人のみで
自分の身を守るために嘘をつき
それがどのように周りに影響していくかを
2組の夫婦とその知人の設定で
丁寧に演じていく話だった
恐らく今までの人生で嘘を一回もつかなかった人(赤ちゃん以外)は
いないのではないかと思っているが
自分自身や自分の周りの人にも重なる部分があり
芝居に引き込まれていった
観ながら通常ならラストに主人公が自分のついた嘘を告白し
皆に頭を下げてシャンシャンかなと推察した
しかし結局最後まで嘘をつきとおし
そのおかげで主人公がそれなりの地位の人物になってFinishになり
なんだか自分の心にモヤモヤしたものが残ったお芝居だった
自分が主人公だったらどうするか
主人公の妻の立場だったらどうするか
主人公の友人だったらどうするか
詳細をきかれない限り自分からベラベラしゃべることはないな等
いろんな葛藤が起こる時間になった
その葛藤がモヤモヤとして残っており
直ぐには結論がでない自分がいる
久々にお芝居で自分を見つめなおすことになったと感じた