プロセスに目を向けるのは…
先日、綺麗なお月様を見ましたか?
私は我が家の屋上から、まん丸な満月を見ました。
次に中秋の名月で満月を見られるのは、7年後だそうです。
その時までは、少し欠けた(肉眼では分からないかも)お月様を見ながら、月見団子をいただくことにしましょう。
さて、今回のブログですが、何を書こうか悩んだ末に、家族やスポーツネタの多い私が、あまり書いてきていない夫のことを書こうかと思います。
結婚して35年、何とか夫婦関係を解消せずにやってきました。「仲がいいね」と言われることもありますが、そんなことはなく、まあまあお互いに気に入らないところには目をつぶって暮らしております。
私たちは随分タイプが違います。専門領域(研究者ではありませんが)も電気を中心とした理系の夫、一方私は文系の道を進み、人間関係などという分野もよく分からない(人文系)という人もいますが)領域の人です。
性格も直ぐにムキになって入れ込んでしまう私と、何が起きても淡々としている夫という具合です。なんせ自分の初めての子が生まれた時も、立ち会うどころか妊婦の私を病院に送り届けたらさっさと帰宅して就寝。朝8時過ぎに産まれたと連絡をもらっても、既に出社していた夫は、無事に産まれたならいいだろうと面会時間を守って午後3時過ぎにやってくるという始末です。よく映像などで描かれている、分娩室の前で気を揉んでウロウロという姿とは大違いです。
まあそういう人だから助けられたところもありますが、腹が立つことも数知れずです。
前置きが長くなりました。
この夫は今まで書いたような性格だからか、テレビを見ていても「これはどうなるんだ‼」というタイミングでチャンネルを変えます。私が「えっ⁉」と言うと「見たいの?どうでもいいよね」という具合です。私なんかは、この人は何を見てるんだろうと思うこともあります。
つらつらと考えていて、案外私の方がコンテント人間で、夫はプロセス人間なんだろうかと思ったりもします(コンテント:出来事・話題・結果など プロセス:コンテントと同時に起こっている気持ちや思い、お互いの影響など)。
もともと私はコンテントに走りがちだと思っていますが、プロセスの重要性を皆さんに伝えている立場としては、プロセスを無視することはできません。感情移入をしがちなのも、そういうところからきているのかもしれません。
夫は若いころから状況をよく見ている人で、その場で必要とすることなどに気の付く人でした。学ばずともプロセスに目を向けることができているのかもしれません。
でもやっぱり「これはどうなるんだ‼」というところで、何も言わずにチャンネルを変えられるのは嫌です。
あと何年一緒に暮らしていくかは分かりませんが、せめて「変えていい?」の一言は欲しいものです。