夜の訪問者

6月も最終週になってしまいました。6月から7月へ・・・。
梅雨明けはもう少し先ですが、寝苦しい日がすこしずつ増えてきました。
睡眠不足にならないよう、体調には十分気をつけてお過ごし下さい。
コロナウィルスの感染も心配です。

このブログを書き始めたところで、柴犬が我が家の庭に迷い込んできました!!
家人が外で一服していたところに、吠えもせず懐いています。
どこから来たのか、困ったな・・・。
もう夜だし、どうする?
ひとまず、冷蔵庫からハムと牛乳とパン。
しばらく付き合って、もう寝ようとドアを閉めました。
本当に一度も吠えない可愛い子でしたが、おやすみなさい。

さて、私はブログに戻ります。
今回は、最近夜寝る前に読み始めた本について、ご紹介しますね。

「聖者のかけら」川添愛著。
面白いよ・・・と、勧められて読み始めましたが、面白そうです。

13世紀イタリアアッシジを舞台にした修道士の物語です。
多分そうです・・・としか、今は言えませんが、世界史で聞いたことがあると思いますが、
ドミニコ会、フランチェスコ会、そして主人公の所属するベネディクト会という名前が登場します。

ベネディクト会に所属する主人公は、修道院長の命令で、いやいやながら修道院の外に何十年ぶりかに出て、別の修道院の指定された人物に会いにいくも、遭遇する事件に巻き込まれる中で、本物の聖遺物の前では必ずといって気を失ってしまうらしい。
気を失うのは、神から自分は呪われてからだと思っているが、修道院長に会うように言われた人物(この人も修道士)からは、それは呪いではなくもしかすると本物の聖遺物に遭遇して気を失うのは、君に見分ける不思議な力があるのではないかと言われる。それを証明するための事件に巻き込まれているが・・・。

今はここまでのストーリーなのですが、この主人公が「聖遺物」をキーワードにして、旅を続ける中で、自分の硬い殻を少しずつ剥がされ剥がしていく経験から、どんな修道士に成長していくのかと期待しているところです。

「君は、気づいていないかもしれないが、君にはこんなところもあるよ」
自分が思いも考えもしなかったような見方を示されると、人は影響を受けるものです。
私って、そうなのかな・・・と、自分を振り返ってみる。
他の人が見えていて、自分がまだ気づいていない自分。どこかで聞いたような理論(ジョハリの窓)ですね。

未知の自分の領域が小さくなって、解放の領域が今よりどんどん広がっいく・・・。
主人公はどうかな? そんなことにも注目して読み進めていこうかと思っているところです。