からだと向き合う
この夏からホットヨガを始めた。
暑かった夏に、わざわざ暑い部屋で汗をかくのも物好きと思われそうだけれど、
寄る年波のこのところのからだの不調を、なんとかできないかと思って、
初めてのトライをしている。
何十年もこのからだとつきあっているが、日ごろの煩雑な時間に気を取られて
いるうちに、ちょくちょく衰えを感じながらも、見てみないふりをしてきたことは否めない。
数年前に痛めた膝に違和感を強く感じるとか、転倒してぶつけた肩の筋が
こわばっているとか、座っているとついつい背中が丸くなっておしりが前にいっているとか・・・
それだけでなく、健康診断の項目にも要注意が増えてくる。
血圧、中性脂肪、血糖値・・・
平均寿命が延びている。まだ30年くらいこの身体には頑張ってもらわないと
ならないのかもしれない。とすると、今のうちに、メンテナンスをまめにして
おかないと。
週に3回ほど、ヨガスタジオに通い、たっぷり1時間汗をかく。
初心者の私は呼吸法、リラックス、ヨガの基本ポーズをおさらいするクラス
からはじめて、今は、もう少し動きのあるものや、早い動きで展開するものにも
挑戦するようになっている。
まだまだ思うようにできない部分もあるけれど、少しずつ体の可動域が広がって
柔軟性がもどってきていることは、実感できる。
からだにいい変化を感じ、汗を流した後は気分爽快になれるのがいい。
先日のクラスでは、10分間の瞑想をした。講師の先生の誘導があり、いつになく深い集中ができた気がする。これまでの自分を思い起こし、感謝する瞑想だそう。
先生の唱えるマントラの声音が美しく響いて、癒されるいい時間になった。
日常から離れて、自分のからだやこころ、呼吸と向き合う時間を生み出すのは、なかなか難しい。けれど、好きな趣味の時間に没頭することでも、散歩の時間であっても、ラジオ体操であってもいい、ときどきは、自分に向かい合い、自分を点検してみる時間を持つことを意識できるといいなと感じている。
私たちの活動「人間関係トレーニング講座」も、「非日常で自分を点検してみる機会」を提供する活動であるととらえることもできると思う。
実際に経験してみないと、なかなか言葉で説明することは難しいのだけれど、経験してみることで、得られるものもあり、変化も期待できると思う。
思い切って、参加すること、トライすることが必要なんだけれど。