ヨコイのスパゲッティソース
今日は休日なので、夫と食材の買い物に行きました。
夫はいつも自分のほしいものを勝手に見つけてきては買い物かごに放り込みます。
私は、レジに行ってからその品物や値段を知ることも往々にしてあります。
今日はお昼をヨコイのスパゲティにしようと決めていました。
夫はあんかけスパが大好きなのです。
私はさほどではないのですが、作ってくれるのでそれでいいということにしました。
買い物を済ませレジに行くと、ヨコイのスパゲティソースがかごに入っていました。
ピッと値段が出ると、思いのほか高いので、思わず私は、
「え?これってそんなに高いの?」と夫に言いました。
するとレジの人が、手を止めたので、慌てて
「いいです。買います」と返答しました。
夫は「2食分入っているから仕方ない」というのですが、
「それにしても高いなと思う」とやりとりしていました。
するとレジの人が
「ヨコイのソースはおいしいから、しかたないですよね」
と、どちらの味方というわけでなく話されたので、
私たちは3人で「そうだね」とか「それにしても」とか、話し始めました。
レジの人は、さらに「レシピをググって、ヨコイのソースを手作りした」と話されました。
また「びっくりドンキー」のドレッシングも作ったとか。
私たちは「へー、すごいですね」と感心しました。
たまたまレジは空いていたので、しばらくお勘定をしながらおしゃべりをしました。
家に帰って、ヨコイのソースをあけると、5食分入っていました。
私は値段が逆に安いなと思いました。
作ったほうが手間とお金がかかりそうだなと思いました。
でも見知らぬ誰かの台所の様子を知ったことは、なんだかとても楽しかったです。
この頃、年のせいか、もともとなのか、
なんでも思ってることを、独り言も含めて声に出して言うことが多くなって、
ちょっと気をつけないと、失礼なことを言いそうで怖いです。
でもこんな楽しいことも起きるのなら、それも悪くないな思ったりします。
夫はだまってさっさとレジを済ませたかったかもしれませんが、
特に何も言わないので、まあいいことにします。