みんなで何でも言い合っていくことをめざして

私の住む地域は新興住宅地で、今年度町内会活動の役が回ってきて、福祉委員と称されるものを引き受けた。
町内は5丁目まであり、福祉委員は各町内に1名と別に委員長が一人の6名で構成され、アドバイザーとして民生委員さんが3名かかわっておられる。
福祉委員は、おもに65歳以上の人対象に、お楽しみ、おしゃべりサロンのようなものを年5回企画運営する係りである。
委員は毎年総入れ替えになるので、昨年度の様子は前任者からぞれぞれが引継ぎをしてもらっていることのみしかわからない。
委員を引き受けるにあたっての思いはひとそれぞれなのだが、やらなくてはいけないことはなかなか難しいことを要求されている。単に集金したり、名簿を作ったりということだけでなく、企画の内容を考え、それに必要な外部の講師などを探してこないといけない。誰にどのように頼むか、当日はどのように運営するか、チラシづくりなど、けっこう仕事がある。
私は、自分ができることをしていこうと、できるだけ積極的にかかわろうと努力しているつもりである。
そのおかげもあってか、まだ3か月しかたっていないけど、ここで初めて会ったにもかかわらず、何人かの委員さんとはとても親しくなれている。
親しくなった方たちは、ご自分の意見や考えをはっきりもち、そのことをきちんと表明しようとなさっている。私は、割と自分は意見が自由に出せる方なので、どなたも最後までしっかり考えを述べてもらえるような動きにも取り組んでいる。いろんな意見をお互いにたくさん話し合って、お互いの考えをすり合わせていくことで、納得感をもって、楽しく運営に関われると思っているからである。どうせやるなら楽しくやりたいし。
しかし、一方で自分のできることをそれぞれすればいいわけなんだけど、全員が自分の考えを伝えるわけではなく、その人の思い込みで動いたりする場合もある。
また、その時思いついたことを十分に話したつもりでも、いたらない点があり、いろんな細かい問題が起きる。その都度どうするかを相談できればよいが、日中はそれぞれの仕事があり、そんなに時間をかけて相談できない。となると、スタンドプレーも起きるし、そのことが今後の運営にも影響があったりする。
今、今月のイベントが近づき、少し葛藤状態にある。かちんとくることを言われたり、言いたくないことを言ったりしなくてはならないことが起きている。楽しくやりたいとは正反対の状況にある。
でも、親しくなった委員さんと相談できてるし、今起きていることを次に顔を合わせたときに、みんなで考えようということになっている。人が集まれば事柄は違えども大なり小なり起こることである。どんな展開になっていくか、怖いような楽しみなような感じでいる。次の会議でしっかり話そうと思っている仲間がいることが、私は、とても希望のもてる人間関係だなと思う。たかが1年限りの町内の仕事だけど、どんなふうにやっていくかは私たち次第だし、お互いに自分ができることを瀬一杯やれて、楽しい1年だったねと思えるようなことになればいいなと思う。
 

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