星占い信じますか?

数年前に友人から、星占いのアプリを紹介してもらって入れている。毎朝その日の占いが届くのだけれど、その言葉には、あまり否定的な不運なことは書かれていない。「○○なのになぜか、○○みたいな感じの日。○○への○○。」現状はけして順風満帆ではなくとも、それがいつか、希望のある未来につながるような、期待を含んだ言い回しなので、つい、楽天的にとらえてしまう。

毎朝読んでも、朝から暗い気分になることもない。

週ごとのまとめも毎週配信されるのだけれど、私の星座の今週のまとめがちょっと気を引いた。今週は特別な「幕開け」なんだそうだ。

なので、私の胸の中にある思いをどこかに記録しておくといいと書かれていた。今週という時間を、心のどこかに刻んでおくといいと。

過去に縛られず、自由に歩をすすめ、これから時間をかけて自己改革をしていく。その始まりということのようだ。

そういわれて、今週、私の身に起こっていること、こころにある思いを振り返ってみた。

3月1~3日で、清里高原の清泉寮で開かれた、HIL研究会に参加してきた。昨年スタッフで関わったラボラトリートレーニングのケースについて、参加者から意見や感想をもらい、自分の中で気になっていたことや、霧のようなものが晴れて、大きな視点から、ラボラトリーを見ることのヒントをいただけた気がした。清里から戻って、2~3日は、そのことを考え、書き留めたりして、自分自身に留める作業をした。こころには、視界が開けたような感覚があった。

もう一つは、実家を処分することになり、片付けの済んだ実家を、親たちと弟と、家族4人で見に行ったこと。12歳で引っ越してきたときと同じ、何もない家になっていた。違うのは長い歳月がもたらした老朽化した床やたたみ、建具など。最後に写真を撮り、親しかった隣の奥さんとも挨拶ができた。いろいろな思い出もあるが、その記憶はそれぞれのこころにそれぞれの形で刻まれている気がした。

確かに、今週は、これまで気持ちの中で続いてきたこと、気がかりであったり、やりかけてこれでいいのかという気持ちが、一区切りしてさっぱりとした気持ちに変わった感じがする。

気持ちの負担がなくなってきて、介護の形も気分も新しくなるような気がする。こうした気持ちの変化は、こころに刻んでおこうと思う。

今週から、私にとって、どんな幕開けになるのだろう。

季節が変わり、明るい陽射しに春の訪れを感じるこの頃、小さい一歩からでもいい、確実に歩を進めていきたいと思う。