私の見たアメリカ

アメリカ東部の都市をニューヨーク中心に巡ってきました。
アメリカは西海岸やラスベガス、グランドキャニオン、ハワイなどには行ったことがあったのですが、東部に行くのは初めてでした。
私の最も大切な恩師であるメリット先生の故郷のボストンもあるので、とても楽しみにしていました。
一言で言ったらワクワクする、そしてたくさんの絵画に接することのできた旅でした。
ニューヨークはいうまでもなく大都市で、空港からマンハッタンに近づくにつれて、圧倒される感じがあり、それだけでワクワクさせてくれました。旅の始めの2日間を過ごしたのですが、動き回って充実した時間を過ごすことができました。一度は見たいと思っていいたブロードウェイでもミュージカルも見ることができ、MoMAやメトロポリタンの絵画にふれ、セントラルパークでリスを見ながらベンチでランチを楽しみ、5番街を闊歩し、ベタですがオードリーヘップバーンで有名なティファニーで高級感を味わい、タイムズスクエアやブロードウェイの雰囲気を楽しんで、めいっぱいの時間を過ごしました。自由の女神の足元にも行き、右足が鎖を引きちぎり一歩前に進もうとしている姿を間近に見て、自由の女神の力強さを感じることもできました。色々なものに心動かされて長旅の疲れなど感じることもなく、毎日2万歩近く歩くこともへいちゃらで、久しぶりに高揚感の高い時間を過ごしました。
一方、丁度9月11日でしたので、アメリカの街に沢山はためいている星条旗(アメリカ人は星条旗が大好きだと思います)の半数ぐらいは半旗であったり、午前中はテロの色々な場面に一致したタイミングで何度も黙とうの時間が設定されていて、観光目的の私たちはメモリアルパーク周辺には立ち入ることができないという経験もさせていただきました。
この高揚感の高いニューヨークを後にして、次はボストンに向かいました。
ボストンはニューヨークとは全く違って、とっても落ち着いた感じがあり、少しイギリスを思わせるような街並みが多い街で、石畳でガス灯の立つ旧市街を歩くと、今にも馬車に乗った紳士・淑女が現れそうな町でした。世界を代表する大学のハーバード大学にも入って(入学はできないので)、雅子皇后様が味わったであろう雰囲気も感じてきました。この町はタイタニック号が入港する予定だった地なので、このことに関する話も多くあり、中でもハーバード大の図書館が犠牲になった若者の母親の寄付によってできたことなどは、印象に残る話として聞きました。
ボストンの次はワシントンD.C.。飛行機での移動でしたが、ワシントンに着いたとたんの印象は、街が白いでした。言うまでもなくワシントンは大統領のいるホワイトハウスのある所です。なので、私のイメージも問題もあるかもしれませんが、多くの建物が白っぽく青空にとても綺麗に映えていました。ワシントンならではのエピソードとして、オバマさんの大統領就任演説の際は、かなり離れたリンカーン記念館の前の公園まで群衆が一杯だったが、今回のトランプさんの時は公園付近には人っ子一人いなかったという話には笑ってしまいました。スミソニアン航空宇宙博物館では、55年以上ぶりに「月の石」に再会しました。小学校5年生で見た時の印象とは随分違っていて驚きもしました。お土産にNASAが開発したというどのような状態(上向き、水中etc)でも書けるというボールペンを、ちょっと高価でしたが奮発して買ってきました。
続いて、ベーブ・ルースの生誕地のボルチモア(ワシントンD.C.の外港として発展)で、MLBのオリオールズの雰囲気(お店の方と「今日は勝って良かった」と言ったら「昨日が酷い試合だったからね」とのお返事で、最近の成績が低迷している)を感じ、日本にはない大西洋に面した港を見学して、アメリカ発祥の地とも言えるフィラデルフィアに向かいました。
フィラデルフィアは人類初の信仰の自由が保障された都市であり、独立宣言がなされたアメリカ誕生の地です。都市が丸ごと世界遺産にもなっていて、今も人口がアメリカ第6位の重要な都市として存在しています。仕事で学生たちに民主的社会や人権尊重などの話をする機会のある私にとっては、自由とか民主的ということに直結しているフィラデルフィアという所を訪れることができたのは、私にとって意味あることだったと感じています。
アメリカ合衆国の独立や奴隷制の廃止などに関連する‶自由の象徴”である「自由の鐘」は、今もフィラデルフィアで大切にされています。さすがに現役の鐘ではありませんが、今の鐘も音(自由の鐘は一部割れているので音はよくありません)などは元々のものに似せて作られているそうです。フィラデルフィアのMLBチームフィリーズのシンボルマークも、自由の鐘であることを知っている人も多いのではないでしょうか?ちなみに今回のキャッチ画像は、自由の鐘とスクリーン越しに見える独立記念館です。
フィラデルフィアの美術館前の階段(もちろん中の展示も素晴らしい)は、映画ロッキーの撮影に使われた場所としても有名です。ロッキーが両手を高々と挙げている銅像が立っていて撮影スポットになっています。御多分に漏れず、ミーハーの私もロッキーと同じポーズでパチリとしてきました。
最後に再びニューヨークに戻り、始めに行けなかった9.11メモリアルパークを訪れ、ブルックリンパークから画像で見るとおりのブルックリンブリッジとマンハッタン島の夜景を堪能して、ワクワクの旅を終えました。
メモリアルパークでは、建物の跡地に作られた池の壁面に刻まれた犠牲者の名前の多さに改めて驚き、その方たちの誕生日には白い花が手向けられていると聞き、20年以上経った今でも私たちの中で大きな出来事として残っていることを知らされた時間を過ごしたことも書き添えておきます。
長々とアメリカ旅行のあれこれを読んでくださって、ありがとうございました。私にとっては前回のニュージーランドの自然とは全く違ったものを味わった旅行になりました。新しく人が築き上げてきた国の力強さを、あちこちの地で感じて印象深い旅行になりました。
最後に一言、アメリカの物価の高さは半端ないです‼


