3月の例会

「賢い組織はみんなで決める  リーダーのための行動科学入門」(キャス・サスティーン、リード・ヘイスティ著 NTT出版)の12章を読みました。

この章は、「みんなに聞いてみる」というタイトルで主にパブリックコメントについて書かれていました。この頃はほとんどの自治体でさまざまなテーマでパブリックコメントを求める集会が行われています。これは多くの意見を聞いてみるという点で、本当に意味のあること大切な取り組みなんだなと再認識しました。

しかし、パブリックコメントの求められる場に行きたいかと聞かれえれば、あまり気乗りしません。

どうも初めから結論ありきで、単に行ったことが大事なだけのような気もしてしまいます。発言内容がないがしろにされた人にはおもしろくないでしょうし、何をどう反映させたのか、その結果への検証はどうなされ、結果をどう判断しているのかなどはどうなっているのでしょうか。そんなあたりが気になります。関心がない私の耳に入らないだけかもしれませんが、パブリックコメント実施後に、出された意見がどのように扱われたかの検証も大事のように思います。そうすれば、きっと実施の意味が伝わり、関心が向けられるようになるのではないかと思いました。

残りあと1章になりましたが、「みんなの意見を聞いてみる」さまざまなやり方を知り、自分たちの授業や研修のありようなどについても顧みるヒントが得られ、最終章が楽しみです。

 

その他は4月から実施する研修の内容打合せや、6月の合宿にに向けての準備などをしました。

今年度も終わりましたが、5人で学び合いながら、1年間をを過ごすことができたなと思っています。来年度も私たちなりのペースでがんばってやっていきたいと思います。