10月の例会

去年の今頃では考えられない状況になるなか

3ヶ月ぶりにメンバーみな元気に本日例会に出席することができました。

 

今回は前回に引き続きネガティブケイパビリティの第2~4章を読み進めました。

2章は精神科医ビオンの人生を巡ることでネガティブケイパビリティという概念が生まれた経緯を知ることができました。担当メンバーはビオンに影響を与えたサミュエル・ベケットについても資料を用意してくれてこの章の理解への助けとなりました。この二人の出会いはビオンにとって大きな転換点になっています。

 

3章は人間の脳についての考察が書かれています。人間の脳は分からないことに直面すると不安になったり戸惑ったりし、それは美術や音楽等芸術の分野では顕著に起こっているかもしれません。対照的にマニュアルがあれば安心することができ、そこからマニュアルは物事を分かりやすくする最大の便利帳と位置づけています。

 

4章はネガティブケイパビリティの概念が医療の現場でどんなふうにいかせるかについて触れています。医学教育にとりいれることで特に精神医学の現場で役立つのではとポジティブケイパビリティーと対比して説明されています。

 

2~4章を読み進めるうちにネガティブケイパビリティを理解するうえのキーワードとして

「記憶・理解・欲望がない状態」「宙吊りの状態」「拙速に解決しない」「苦悩を抱える」がでてきています。これらを手がかりに今後の章でより深く理解していければと思います。