1月の例会

新しい年になり1/19に今年最初の定例会を行いました

今回も昨年からの続きで「こころの科学」192 グループの力より、『組織へのコンサルテーションにグループの力を活かすー対人援助サービス機関に焦点をあててー』の章を読み進めました

この章では前半が組織を対象としたコンサルテーションの歴史について、また後半では「全体としての組織」という集団精神療法的な見方について述べています

特に多重構造(社会システムー組織システムー個人システム)の中で起こるグループ現象では、その人個人だけの問題でなくグループの中での関係性がかかわってくるという視点を提示してくれています

またグループには合理的に目的に向かう「作業グループ」と非合理的で見えない力が目的達成を阻む「基本的想定グループ」の2つの相があり、組織の無意識のレベルで働くダイナミックスは組織メンバーの無意識にも関連しておりそこを明らかにしていくことで問題を解決していけるのではと知らせてくれています

この章は仕組みや伝達方法からではなく、雰囲気や様子から組織をみていくという違った切り口で書かれたグループ論で、女性で看護師を経験された著者ならではの文章だねという感想がでました

 

後半の議事では来年度のSeedsの定例会の日程を決めました

その後皆で新年会ということで美味しい中華を食べにいきました

 

みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします