先どり

今日から5月。
明日からは本格的なゴールデンウイークで6連休の方が多いのではないでしょうか。楽しい時間がたくさん過ごせるといいですね。
私も恒例の家族旅行に行ったり、少しはゆっくりできるかと楽しみにしています。

今回は先日出掛けた時に感じたことをちょっと書いてみます。
先月29日に恩師に会いに宇治に向かうときのことです。この日は昭和の日の祝日でしたが、朝の地下鉄は結構な込み具合でした。大学などお休みでない所もちょこちょこあったのかもしれません。日ごろは車移動が多く、若い人が多く乗っている地下鉄乗車はちょっと久しぶりだったかもしれません。

始めは立っていたのですが、少ししたら席が空いたので座りました。私はあまり車内でスマホをやらないので、何気なく社内の様子を見ていました。そして、案外厚着の若者が多いことに気づいたのです。「えー、ウールのセーターですか?」と心の中で呟いた後に、それが一人ではないことに驚きました。
若者は少しやせ我慢をしてでも、季節を先取りしたファッションを身に付けたものじゃなかったっけ?

車内で春らしい色合いの薄着の人を探してみたのですが、そういった服装の人は少なく、若者にはいないと言っても嘘じゃない感じでした。むしろ中年以上の方の方が、やわらかい色合いだったり軽やかな生地の服を着てらっしゃるように見られました。
そして「何故だろう?」と考えてしまったのです。

私は日ごろ非常勤講師として大学や専門学校で授業をしていますが、確かに授業中に寒いという訴えを聞くことや、温かそうな上着やひざ掛けを使っている学生さんをよく見ます。私が汗をかいて(冷や汗ではないですよ)授業を進めていても、学生さんたちは寒そうだったりするのです。
若者が低体温化していると聞いたこともあるように思うので、やっぱりそうかと何度か思った覚えがあります。今回の車内の様子もそういうことかと、スッキリはしませんでしたが、なんとなく納得したのでした。

いずれにしても私は、少し無理をしても季節を先どりして、粋がっている姿を若者に求めてしまいます。何を着るかは自分が良いと思うものを、何にもとらわれず着ればいいと頭では思っているのですが、どこかで若者がちょっと頑張って「人とは違う格好良さ」に、こだわってほしいと思っているのでしょうね。それが車内の景色に「なんで?」と思った私の見方だったんだろうと思います。

当たり前ですが、時代と共に若者のあり様も変わっていくと痛感しました。格好良さよりも自由さを選択できる若者に憧れつつ、粋がっていた昔の若者のパワーにも懐かしさを感じました。

あなたにもちょっとした拘りがありますか?