推し活

随分寒くなりました。
「秋の日は釣瓶落とし」と言いますが、本当に日が沈むのも早くなりました。日が巡るのは早いものです。

唐突ですが、今回は「推し活」のことを書いてみようかと思います。とはいうものの、私にはこの人が推しというような人がいません。若い頃には少しはいたのですが、思えば20代の頃からファンクラブなどというものには入っていませんし、もちろん追っかけと言われるようなこともしたことがありません。若くてかっこいい俳優さんやミュージシャン、タレントは、良いなぁとは思いますが、この人が一番とはならずにいます。

私の友人、知人の中には、好きな人を追って海外でも行ってしまう人がいます。「よくやるなぁ」と思う一方で「そんなに打ち込める人がいるのは羨ましい」とも思います。打ち込めるものがあるっていいですよね。それだけで楽しそうです。でも、そうなりたいと思ってなれるものでもないので、「まあいっか」と思って過ごしています。
じゃあ何故「推し活?」。実は今日、これも推し活かと思うことがありました。
それは大リーグのドジャースを応援して、夫とテレビを見ていた時です。ドジャースのピンチの場面で、思わず手を合わせて祈っている私がいたのです。前にも応援が好きと書いたことがありますが、こんな風に手を合わせるのは久しぶりです。ひょっとしたら息子たちの高校野球以来かもしれません。
大谷翔平さんはもちろん好きですが、山本由伸さんもいいですよね。一時は「大丈夫?」と思っていた佐々木朗希さんも頑張ってますよね。ここまでなら単なる日本人贔屓ということかもしれませんが、今やフリーマンもベッツもスミスも、2人のヘルナンデスやエドマンも、表情がちょっと怖いスネルやグラスノー、ベシア、パンダ、スコット、カーショーなどの投手陣も気になって仕方ありません。中日ドラゴンズの選手名は言えなくても、今やドジャースの打順が変わっても分かります。まか不思議な状況です。

今日は負けたら終わりという状況だったので応援にも力が入り、さっきも書いたように祈るは叫ぶは、トイレも我慢して応援していました。夫には「お前はロバーツ監督か!うるさいわ!」と言われる始末。
トロントなどに行くわけではありませんが、これは紛れもなく「推し活」なのでは。

今日は山本投手が先発で、中継ぎ陣も何とかブルージェイズを1点に抑えてくれたので、勝つことができました。朗希君もベッツの好守備に助けられたりもしましたし、選手みんなが勝とう!という感じがありました(ブルージェイズの選手たちもですが)。もちろん大リーグの名選手でも、ワールドシリーズの優勝がかかっていると緊張するのか、なぜ?というようなエラーなどもありましたが、素人ファンとしては応援のしがいのある満足な一戦でした。

泣いても笑っても、あと一戦です。
延長18回という日本では考えられない試合も乗り越えてきて今があります。

ドジャース、明日も頑張れ!