一年が早い
今年最後のブログになりました。
毎年必ず言っているように思いますが、一年はあっという間です。何故なんでしょう?
一年は12カ月、一カ月は30日あまり、一日は24時間、一時間は60分、誰に対してもいつも同じようにあるはずです。でも、本当にそんなにあったのかと思うこともあります。
19世紀の哲学者ポール・ジャネという人がこんな風に考えたようです。
長く生きれば生きるほど、今までの人生と比べて1年の長さが短くなっていくために、体感的に時間の進むスピードが早くなっていきます。 ジャネーの法則による計算ですと50歳の人にとって1年の長さは人生の50分の1にしかなりませんが、5歳の人にとって1年の長さは人生の5分の1になります。 つまり、体感的に流れる時間のスピードは、「50歳の10日=5歳の1日」ということです。
どう思いますか?
この法則による時間の経過の早さを緩和するには、新しいことに挑戦したり、夢や目標を持ち続けることが大切で、経験が無いことを体験すると、それが強く意識に残る為に時間が長く感じるそうです。
確かに、歳をとると初めての体験は少なくなるように思いますが、「はて?」とも思ってしまいます。私は3年半ほど前に初めて孫が産まれて、おばあちゃんになりました。特に女の子だったので、息子しかいない私にとっては女の子成長を見守るのは全て初体験です。孫が産まれるとイベントも増えて、印象に残ることも多くなります。ということは3年ほど前からは、私は時間経過の早さが緩和されていると思うのですが、さして時間経過はゆっくりになっていません。私が特に例外的な存在だとも思わないのですが・・・
私はSeedsの仲間と「『今ここ』を生きる人間関係」という本を書いています。私たちにとっては、全ての体験が「今ここ」のものであり、過去と一緒という考え方はしないと考えています。だから全てのことは初体験なのです。でも時間経過は早いです。まだまだ修行が足りないのかもしれませんね。
まあ、四の五の言っても今年もあと一カ月。人と別れる時の挨拶も「良いお年を!」になっていきます。年末はなぜか忙しくもあります。どうぞ一日一日を大切にお過ごしください。
インフルエンザなども流行の傾向が強まっています。どうぞご自愛ください。
そして、楽しいクリスマスを過ごし、良い年を迎えてください。
次はお正月にお話ししましょう。