収穫感謝

11月第4木曜日は、アメリカのThanks Giving Day(感謝祭)です。
日本でも秋祭りがあるように、農作物の恵みを感謝する日ですね。

初めてこの休日を知ったのは、OL時代、大半の女子社員が寿退社をする中、私は仕事やめま〜す!ちょっと短期留学してきま〜す!と、カッコよく辞める理由を作って、ロサンジェルスとサンフランシスコに旅立ったのが11月。アメリカ生活に少し慣れたところで、この祝日を迎えました。

私が無謀にも、アメリカに単身で出かけることに父も心配したのでしょう・・。
気づけば、父の親しい友人から招待していただいて、感謝祭の休日を家族のように一緒に過ごさせてもらいました。
見るもの、聞くもの、食べるもの・・・どれも初体験のことが多くて、映画に登場するアメリカン・ドリームを絵に描いたような休日だったなあ・・・と、それが私のThanks Giving Dayの思い出です。

お家の広さに驚き、食事もオーブンから出された熱々の大きな七面鳥とベリーソース、たくさんのデザート、チョコレート菓子・・・等々。そして親戚中の子どもたちに囲まれて、早口のお子ちゃま英語にタジタジしながら、一緒にゲームをして遊んでくれたこと、子ども部屋に案内されて、宝物を見せてもらったり・・・と、楽しい思い出は、今もキラキラしています。

お世話になったママさんも、まもなく80代、そのお母さまも100歳を超えて今もご健在だと聞いています。
時代が変わっても、私たちがお正月を毎年、同じような気持ちで迎えるように、今年もThanks Giving Dayを心待ちにしておられるでしょう。

さて、明日は教会に行く日で収穫感謝のお捧げものを持参する日です。
今年は玉ねぎとじゃがいもを準備しました。といっても、近くのスーパーで購入したものでしたが、教会のお昼や教室に通う子どもたちのお味噌汁の具材にしてもらえそうです。
柿の木がお家にある人は、毎年、たくさんの柿を祭壇に捧げて下さいます。
収穫感謝にぴったりですよね・・・。

この話題を書き始めて、、、そうだ!と、家にある材料でケーキを焼いてみることにしました。
パソコンの手を休めては、卵を泡だてて・・と、今はオーブンで少しずつ膨らんできているような気配、こんがり美味しい匂いがしてきました。

シンプルなスポンジケーキだけれど、皆さんの嬉しそうなお顔を想像しながら、ゴロゴロ野菜と一緒に持っていこうと思いま〜す。

寒くなって参りました。風邪を引かないよう気をつけてお過ごしください。