ドラマのセリフ

今年はNHKの大河ドラマ「光る君へ」をよく視聴しています

源氏物語を書いた紫式部の人生をドラマ化しているのですが

肝心の源氏物語はまんがとして描かれたものを読んだだけでなので

改めて光る君へを通して平安時代や源氏物語を学びなおしているところです


特にドラマの中で登場人物が話すセリフで心に残る言葉が時々でてきます

最近では主人公のまひろに対して帝に恋する中宮彰子が帝の恋心が移ろうのかもと

「私も…間もなく帝に瑕(=きず)を探されるのであろうか?」とつぶやいた折に

まひろが「瑕とは大切な宝なのでございますよ」と語った場面です

「瑕」の意味を調べたらあやまち・欠点と記載されていました

この場合欠点かなとは思いますが

それをとするのにハッとなった私でした

自分の欠点で失敗したときによく落ち込みますが

それを宝としてとらえるなんて素敵だなと


別の回では娘のことで悩んでいるまひろに女房のまとめ役の宮の宣旨が

「夫婦であっても、親子であっても、まことに分かり合うことはできぬのではなかろうか」と告げます

これも常日頃こどものことが理解できないと悩む時があり

ドラマの場面でのこのセリフは説得力がありました


いつもこのブログを書くことだけでも精一杯で

ちゃんと理解していただけるかと冷や汗タラタラの私ですが

言葉を紡ぎだす脚本家はただただ凄い!と思わずにはいられません