同窓会

先週の土曜日は、中学校の同窓会でした。今年の春先から、何度か幹事会を開いて検討し、名古屋市内のホテルにて楽しいひと時を持つことができました。幹事は持ち回りではなくなんと固定。卒業後、初めての同窓会を20年くらい前に開いたときに、呼びかけ合った仲間がずっと開いています。

「はやいもので、昨年還暦を迎え、もう過ぎた人も、まだ、60歳の人もあるでしょうし、定年を迎え、嘱託や再雇用になった人も、孫が何人もある人もいると思います。今日は、そんな近況を交えつつ、久しぶりに集った同級生どうし、旧交を温めてください。」という代表幹事の挨拶からはじまり、恩師の紹介、乾杯をしたあとは、テーブルのお料理を食べながら、ざっくばらんにおしゃべりを楽しみました。恩師は78歳の体育の担当だった女性の先生と、76歳の理科の担当だった男性の先生のお二人が来てくださって、お二人ともお元気そうで、特に、女性の先生は、-10歳でもいけそうな若々しさ。

聞けば、週3回はグランドゴルフ、加えて週3回の趣味の麻雀で脳と、体を鍛えておられるそうで。楽しみながら、若さを保つ秘訣を教わりました。

久しぶりに顔をみても、すぐに打ち解けられるのが、同級生のいいところ。初孫ができたとか、親の介護が大変とか、共感できる話題満載。男性は、再就職の話に、起業、投資家に転身した人、自転車にはまり日本全国のロードレースに出ている人まで。結構、ロマンを追い求めている話にも触れて、なんだか、面白かったです。

私にとって、中学校の同級生は、じつは掛けがえのない存在なんです。親の会社の転勤が重なり、小学校は、1年半平均で転校しましたので、入学から、卒業まで一緒に過ごした仲間はいません。どこに行っても、転校生として見られ、地元の話や、2年前以前の話をされてもわかりません。仕方がないとわかっていても、そういう寂しさをどこかで抱えて大きくなりました。

小学校卒業と同時に、親が家を買ったので、その地で中学1年入学から卒業まで、はじめて、同じ学校で過ごすことができたのが、この中学です。

大きく2つの小学校からくる生徒がいて、住宅団地ができて、中には私のように、他の地域から来た子もいました。小学校時代の話題には、ついていけませんが、そこにいる、半分の生徒は、違う訳なので、それほど疎外感もなく、一緒に入学出来てよかったなと、思ったものです。

それどころか、すぐに地元の方言に馴染んだ私は、二つの小学校、T小と、N小ですが、T小出身の人には、私は、N小の出身だろうと思われ、N小の出身の人には、私はT小の出身だろうと思われていました。

同じ地元の出身だろうと間違われたのは、びっくりもし、うれしくもあったのを覚えています。

高校生になって、同じ中学の出身者と話をするときも、仲間意識が生まれ、なんだか、親しみを覚えたことを、ものすごく新鮮に感じたのを覚えています。

それくらい、楽しくもあり、ぶつかりあい、喧嘩もしたし、仲直りもしたし、部活で一緒に汗をかいたし、クラスで先生にいたずらもしたし、いろんなことがあった中学3年間でした。

比較的地元に居る関係もあり、ずっと同じ幹事会のメンバーをさせてもらって、地元の仲間を感じられることを、心強くも思っています。それぞれに人生には、いろいろなことが起きるけれど、弱音がはけたり、心を寄せたり、飲んで騒げたり、笑い転げたりできる友達、仲間の存在は、いいなあと、思った次第です。

先生だけでなく、生徒の私たちも、高齢化していくので、5年ごとに開いていた同窓会を、2年くらいで開こうという提案がありました。ますます、幹事会の集まりが活発になり、楽しみになります。

みんなの特技を生かしながら、ひとつのイベントをやり遂げるのは、楽しいものです。お互いに、わいわい言いながら、自分から役割を申し出て、声かけあって協力して動ける仲間は、いいなあと感じました。

もちろん、失敗もありました。

全員写真をとったのに、二人ほど写っていなかったり・・・

進行が途中で打ち合わせと変わってしまったり、いろいろと・・・

それをさかなに、また、反省会を開くそうです。

今後に生かせるといいね。