大分旅行に行ってきました

今年の梅雨は、なかなかしぶといですね。
梅雨の晴れ間がほとんどなく、梅雨寒の日が続きます。

そんななか、私は夫と妹夫婦と大分県の別府と湯布院に旅行に行きました。
別府を選んだ理由は、半年ほど前に姪が大分に転勤したからです。

その際引っ越しを手伝った妹が、
一度一緒に遊びに行かないかと誘ってきたので、
こんなことでもなければいくこともないであろうと思い、
一緒に出掛けることにしました。

あいにくの雨でしたが、
初めての大分旅行は列車で行ったので、
JR九州の特急ソニックや、
リゾート列車「ゆふいんの森」に乗ったりして、
鉄道の旅を楽しみました。

別府温泉では、宿泊したホテルの露天風呂が棚湯になっており、
なかなか他では出会えない壮大なお風呂が楽しめました。
また名勝の「地獄めぐり」をしたり、
地獄蒸しや地獄蒸しプリンを味わったりしました。
夜は姪も合流しにぎやかなおしゃべりタイムになりました。

私は、この頃遠出をすると、美術館に行くことが多いように思います。
由布院では、今をときめく建築家、隈健吾設計の現代美術館
「COMICO ART MYUSEUM」に行きました。
そこでは、二人の現代美術家の作品が常設展示されています。
一人はポップアートの旗手村上隆の「DOBくん」と、そのシリーズの雪月花、
写真家の杉本博司の「海景」が5点、飾られています。

少人数での1時間のアートツアーガイドが必ずついて、建物と作品の解説がありました。
話を聞いて、美術館の展示の工夫を知ることでさらに作品が魅力的になり、
私はすっかり村上隆のファンになりました。

美術館そのものは、外壁に焼き杉を使用した真っ黒な建物で、
シンプルでスマートな現代的な建物でしたが、
由布院の街に溶け込むことがコンセプトとなっていました。
三角屋根の日本家屋風で、日本庭園を配し、由布岳が存分に眺められるような大きな窓がありますし、
川の流れが模されたものが館内を流れ、美術館としてのチャレンジが見られる、
異色の、でもとても素敵な美術館でした。

見せ方の工夫とガイドのおかげで、頭とハートと五感で楽しむことができ、
何も知らずに入った私たちも大いに魅了されました。

あいにくの雨で、霧が深く、晴れれば阿蘇も見えるという
景色を楽しむことはできませんでしたが、
梅雨空なんのその、と思うリラックスな時間となりました。