七五三
先日の日曜日、初孫の七五三で、この地域では有名な神社を訪れた。
駐車場の周りの公園には、すでにお参りを終えた家族が、晴れ着の子どもたちと
一緒に遊んだり、写真を撮ったりしていて、いいお天気に恵まれてよかったなと思った。
ちょうどタイミングがよくて、他の家族と一緒ではなく、我が家のみでご祈祷を受けることに。
息子家族、お嫁さんのご両親、私たちと、総勢8人で神前に案内された。
神社には、厄払いや、交通安全祈願の車のお祓い、安産祈願、初宮参りなど
折々に訪れているが、だいたいは、ご祈祷の手順は同じで、姓名や住所を読み上げていただき
祈願をしていただくというもの。宮司さんの指示に従って、二礼二拍手一礼・・・
この時は、3歳になる孫は母親の膝の上に、7か月になる妹は息子が抱いていたのだが、
孫は興味津々で神殿から見える、ご神体のまつられているところを見つめている。
「あれはなんだろう・・・」という顔をして、母親に何かささやいている。
「あそこに神様がいるんだよ。静かにしようね。」と言われて、ちょっと緊張気味な様子。
白い装束の宮司さんは、やさしい笑顔で、「ようこそ七五三のお参りにお越しくださいました」と
話し出され、そのまなざしは、孫に向けられていました。そして、孫に向かって
宮司:「○○くん、神様は見える?」と尋ねます。
孫:「?ううん?」
宮司:「見えないよね。 でも、お母さんが言われるように、神様はそこにいらして、神様からは○○くんが見えるんだよ。」
孫:「??」
宮司:「今日は、神様に○○くんやご家族のしあわせを祈願してお祓いをするんだよ。」という説明を、孫自身に向けて
してださいました。
あんなふうに、話してくださると、孫も納得して、自分のご祈祷なんだという気になるのか、
緊張しながらも、宮司さんの指示にしたがって榊の玉串の奉納も、自分でしていて、後ろでみている私も
孫の成長を感じました。
丁寧に、ご祈祷をしていただくことができて、なんだかうれしく、こころがほっこりしました。
これから、なんのために(誰のために)何をするのか、子どもに(相手に)直接丁寧に説明すること、
伝えること、これはどんなときにも、大事なことだなと、感じました。
「また来てくださいね。」と最後に言われて・・・次は、5歳、下の孫の3歳かな・・・と。
子どもたちの成長を祈りつつ、いい秋の1日になりました。