花燃ゆ

大河ドラマ「花燃ゆ」は、視聴率が悪いようですが、
私はすごく面白くて、毎週楽しみにしています。
まず、吉田松陰、かっこよすぎです。
イケメン俳優だからというのもありますが、
それぞれの人がもっているよいところをわかちあって学びあおうという考え方を提唱していたということを知り、
素敵な教育者だなと思いました。
主人公である松蔭の妹、文は、自分はどうしたいのか、何ができるのかを常に問い、
そのために奔走します。歴史に名を残した人ではないし、もしかしたら作者の創作かもしれないけど、
市井に生きる「一隅を照らす人」だと思いました。
動き回ると傷つくこともふえるけど、そんな文を母が「だいじない」と言って、温かく抱きしめます。
何も聞かず文を抱きしめているシーンは、子どもを信じ、無条件の愛でつつみこんでいて、
見ている私も胸が熱くなります。
また文が松蔭の入る牢獄を訪問する中で知り合った女囚が、
松蔭を獄から出したいと考える文に
「殿方には殿方のつながりがある」
つまり男社会のルールは強固だということ、だから自分の理解者を探し任せるとよいと知恵を授けます。
確かに現代でも男性優位の日本社会で女性の活躍とは言っているけど
意見を聞いてもらうには、正面からぶつかってもだめなときがあるように思います。
上手に根回しすることは、案外女は下手なのかもしれません。
女性の主人公は史料が少なく、
本当にこのような人であったか定かではないことはきちんとふまえつつも
作者の自由な想像に身をゆだね楽しんでいます。
そして作者の意図が私のつぼにはまり、
思わす膝を打つシーンが多くて、今年1年が楽しくなりそうです。
何年もブログを書いていますが、年に1回は必ず大河ネタで書いている私です。
 

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