秋祭り

  私の住んでいる南区星崎では毎年10月の第一土日にお祭りが盛大に行われます。

 六町内が、立派な山車をそれぞれに持っていて、各町内を昼、夜と2回にわたり練り歩きます。私の町内は国道1号線を挟んでまたがっているので、昼間の練り歩きの時は、星崎の交差点をすべて赤信号にして(もちろん、南警察の協力のもとです)広い1号線を山車が堂々と渡っていきます。その時間に交差点を通るドライバーには迷惑な話ですが、みな怒っている様子はなくて、窓から山車のわたる姿を見ています。車を全部止まらせて山車をみんなで引きながら歩くのはとても気持ちのいいものです。
 12時に公民館を出発して、公民館に戻るのは4時なので、もちろん途中休憩はありますが、4時間も歩くことになります。山車は本格的なもので重量もかなりあります。タイヤは木製で角を曲がるときに、太い木材をタイヤにはさんで、数人の大人が山車のしんがり棒みたいなのにのって力を合わせて曲がる姿は何度見てもあっぱれです!!

 そして、山車には子供たちの横笛の生演奏がついて回ります。まっすぐ歩くときはゆっくりとしたリズムで、角を曲がるときは景気づけに早いリズムで演奏します。この祭りのために数か月前から練習を重ねます。大きなお兄ちゃんたちが小さな子供たちに教えるのですが、楽譜はないので、見よう見まねで覚えていきます。私の息子と娘も小学校のころ参加していたので私も横笛を吹いてみたことがありますが、音を出すこともできませんでした。

 夜の練り歩きはたくさんの提灯にろうそくを立てて、それを山車につけて、星宮神社に山車を入れます。6台の山車が神社に並ぶと、提灯の灯りが幻想的でこれもまた感動ものです。

 さて、みなさん、猩猩(しょうじょう)って知っていますか?怖い顔をした大きな被り物なんですが、これを文章で説明するのはどうにも難しいです。秋田の「なまはげ」のような大きな人形で、これを人が被って子供たちを脅したりします。私は実家の町内にも猩猩があったので、祭りにはつきものだと思っていたのですが、これは名古屋でも一部の地域だけにあるみたいです。興味のある方は検索してみてください。

 今日はまさに祭りの初日です。我が家の横を私の町内と隣の町内の山車が大人も子供も「わっしょい、わっしょい」と大きな掛け声をかけて先ほど通って行きました。私も今から様子をみに行ってこようと思います。

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