女子会ランチ

結婚して神奈川県で暮らしている短大時代の友人が、名古屋の実家に帰省しているというので、 
同期生の仲間と集まって4人でランチをした。
ネットで探したスペインバルでのランチは、女子会ランチコース。
何歳であっても、女子会というのはOKらしい。
なんとも都合のいい言葉である。
久しぶりに顔をそろえた友達とのおしゃべりは、とまらない。
お互いの近況は、まず、親の介護の話が中心だけれど、
互いの大変さを聴きあうことで、少しは励まされたり、分かり合えたり、
自分だけじゃないんだと、思えるだけでも心強いところだ。
それから、子供たちの結婚にまつわる母親の気持ちなどなど・・・
昔から一本気のH子は、相変わらずでいろんなことに筋が通らないと
気が済まないようす。
昔からそうだったなぁと、思いながらつい、笑ってしまったら、
「なんで笑うの・・・」と、言われてしまった。
「わたしとは違うなあと思ってさ・・・」
あのころは、違いを感じつつ、うまく言えない自分があった。
今は、少しはゆとりを持って違いを表明できる。
でも、昔もやっぱり同じかんじを抱いたことは覚えている。
筋がとおらないと気が済まないことは、私にもあるが、そのことに
そんなにエネルギーを割かないようになっているというのが近いだろうか・・・
私が仕事や他の活動、もろもろを毎日忙しくしているからなのか、ひとつのことをそんなに
気にしていても先に進めないから、気にしないようにしているのかもしれない。
ひさしぶりの女子会ランチは、地階のケーキやさんに場所を移して、さらに
つづき、通算5時間のおしゃべり会となった。
お互いの近況を確かめ合うことと同時に
この頃の自分自身をふりかえる機会にもなったように感じた。
普段自分の周りにいる人ではなく、人生の早い時期に出会った友人とは、
互いの人生の節目ごとに顔を見せ合うつきあいである。
それぞれの人生があり、暮らしの中で、培ってきたものがそれぞれにある。
なんだかんだと言いながら、お互いを遠くにいても気にしあって
頼りにしあっているのかもしれない。
これからも、いくつになっても、女子会ランチをするだろうと思う。

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