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4月の例会


「賢い組織は『みんな』で決める」 キャス・サンスティーン、リードヘイスティ著 (NTT出版)
1章「高邁な理想が大失敗に」を読みました。

 私たちは日ごろからみんなで物事をすすめるにあたっては、メンバーのコンセンサスがとれていることが大切で、それを成しえていくことが民主的な社会をつくるのに不可欠だと考えています。ラボラトリー方式の体験学習もそうした思想をもとに行われています。

 サンスティーンさんは、このことを「高邁な理想」だと表現しています。アリストテレス以来、たくさんの意見を出し合って話しあう熟議がより良い決定をすることにつながると言われてきました。
しかし「本当にそうでしょうか?むしろ実際はそうではなく、失敗のくりかえしだよね、」と事例を挙げています。
では、それがどうしてなのかについても述べています。ひとつには自分と違う意見に対し、人はそっちの方が正しいと勝手に判断してしまう傾向があるし、また自分の評判が落ちないように変なこと言うやつだと思われたくない気持ちを優先する傾向が誰にもあるからだと言っています。

 でもそれを解決する方法がなくはないとかすかな期待も持たせてくれています。
本当にこれでいいのかといつも問いかけてくれる人や、一人一人が機能するような場づくり、違いを尊重できるようにできたら、可能なはずだと。

 しかしこれがなかなか難しい。
今の世界情勢は、思わぬ方向に意思決定なされて進んでいっています。選挙や議会など、意志決定するシステムとして構築してきたものが、うまく機能していないように感じられる出来事がたくさんあり、危惧されます。
そんな状況を目にすると民主主義は最善であるという確信がもてなくなるけど、高邁な理想であっても民主主義はいいと思う気持ちがあります。私たちは一隅を照らす人でありたいから、それが自分のためでもありみんなのためでもあると信じているから。
そう思える小さな光は「Me Too」と女性が声を上げ連帯したことだねと最近の出来事をあれこれ話しました。

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