家族になる

この3年ほどは、親の介護に弟とあたり、孫の成長、誕生に関わって息子夫婦とも関り、今年結婚した次男夫婦との関りも始まったところ。社会生活というより、家族との関りの方がずっと多いのだけれど、それもかなり深く首を突っ込んでみると、いろいろな新しい関りも生まれるものだなあと感じます。

母のデイサービスの施設の方で、一時期は実家にも家事援助のヘルパーで入ってくださっていたKさんとは、今も交流があって、先日もうちの実家の庭の苗を分けてほしいと、頼まれて、雑多なものを片付け中の実家の不用品も合わせて、もらっていただくことができました。

親たちのことを、それぞれの見方で、話せるのは楽しいし、面白いものです。これも困ったときに一緒に考え助けていただいた、信頼関係があるからこそのことと感じています。

また、いま親たちがお世話になっている介護施設のクリスマス会に先日参加したところ、職員の方々の心のこもった食事会とお楽しみ会を開いてくださって、家族が来ていない入所者の方に寄り添う職員の方々の様子をみていて、安心できるいいひと時すごせました。

今年は、二人目の孫が熱を出すことも多く、私の出番も結構ありました。保育園に行けない孫とのお留守番、上の子の保育園へのお迎えなど頼まれて、保育園の先生とも顔見知りになり、園の行事にも呼んでもらい、園での孫の様子や成長を垣間見ることもできました。

また、今どきの共働き子育て夫婦の、余裕のない忙しさやストレス、大変さを目の当たりにして、息抜きしてほしいなと思ったり、自身の健康に気を付けてほしいなと思ったりもします。

こうしてみると、家族を通してその周りの人たちとの関りも感じることで、いろいろなことが、私自身にも見えてきます。それが私自身の気づきや学びに大いになっているなと、感じます。

私が関わっている活動グループの合宿研修が先月ありました。最後の片づけを終えて、見慣れた研修施設の中庭を眺めながら、一緒に過ごした仲間との場面を思い浮かべ、毎年毎年、ここで過ごす時間の中での関りが少しずつ深まって、家族のようになってゆくなと、ふと、感じました。

わかりやすく言えないけれど、「家族になる」は私の今のキーワードなのかもしれません。