半分半分を過ごしてきた

いよいよ師走。今年ももうすぐ終わる。

今年は、平成最後のということばをよく聞く。流行語大賞になってもいいくらいだと思う。

 

私は、昭和生まれ。ほぼ30年を昭和の後半で過ごした。昭和は、ほぼ独身で娘として過ごした時代だ。私が子どもの頃の日本は右肩上がり。世の中はどんどん便利になっていって、家庭は電化製品であふれるようになった。生まれた時は、薪でご飯を炊いていたし、お風呂も沸かしていた。もちろん私がやっていたわけではない。テレビは、私が生まれた年の皇太子殿下と美智子様のご成婚で各家庭に広がった。街の雰囲気も戦後という感じが消えていった時代(昭和47年には沖縄も返還された)だった。

5歳で東京オリンピック。10歳の時に人類が初めて月に行った。11歳で大阪万博。中学に入る年に札幌オリンピック。ついこないだ迄、私にとって日本でのオリンピックはこの2つだった。昭和の終わりはバブル時代。社会人になっていた私たちの年代は、裕福な社会人生活をスタートさせた。

悲しい出来事は、生まれた年に伊勢湾台風。同い歳のよしのぶちゃんが4歳の時に誘拐された。この時から「知らない人についていっちゃだめ」と言われるようになった。9歳で三億円事件。億というお金の存在を初めて知った。当時は給料もボーナスも現金払いだったんだよね。札幌オリンピックの年には浅間山荘事件もあって、赤軍派なんて何のことか分からなかった。昭和の終わりの頃には、日航機が墜落して、ジャンボジェット機に多くの人が乗っていることを実感した。

私の子ども時代から独身時代は、そんな年代でした。世の中はどんどん発展したように思うが、その裏では公害など悲惨なこともあったし、経済が優先されていた時代から、それではダメじゃないと考えるようになった時代でもあった。

 

平成元年は息子が生まれた年なので、平成は母として生きてきた。というか、来年、私は還暦になるので、今までの人生の後半の半分は平成で生きてきたことになる。ちょうど昭和と平成と半分ずつだ。

 

平成に入るとすぐに消費税なるものができたし、ベルリンの壁は崩壊したし、バブルも崩壊した(山一証券が倒産して、大会社も安泰ではないと知った)。一連のオウム真理教の事件が起きて、人の弱さに入り込んんでいく宗教の怖さを感じたこともあった。その上に阪神淡路大震災が起こり、地震の怖さを痛感したのに、また東日本大震災でハッとしたものだった(なんか軽い書き方ですみません)。

平成って、人の気持ちが揺り動かされることが多かったなぁなんて思う。

でも、平成ですごく良かった出来事って何だったろう?多くの研究者がノーベル賞をもらったこと。福祉に目が向けらたこと。子供の権利条約が制定されたこと。ITが進み、AIロボットやIPS細胞の研究なども進んでいる。昭和は白黒テレビだったものが、今では4Kになった。多くのものが全自動になってきた。昭和の漫画の世界が、今ここにある。

 

次の年号は何だろう?

私は次の年号も30年生きるだろうか?いや、私の同学年の次の天皇陛下は30年もその任務を全うできるのだろうか?だって60歳がスタートですよ。

いずれにしても、今のところ次の年号も生きていく予定である。どんな時代が来るにしても、穏やかにささやかな幸せの中で過ごせて行けたらいいなぁと、平成最後の師走を迎えて思っている。